人間は皆、空っぽのたらいのような状態で生まれてくる。
つまり最初は財産も能力も何も持たずに生まれてくる。
そしてそのたらいに自然やたくさんの人たちが水を満たしてくれる。
その水のありがたさに気づいた人だけが他人にもあげたくなり、
誰かに幸せになってほしいと感じて水を相手のほうに押しやろうとする。
そして幸せというのは、自分はもう要りませんと他人に譲ってもまた戻ってくるし、
絶対に自分から離れないものだけれど、その水を自分のものだと考えたり、
水を満たしてもらうことを当たり前と錯覚して、足りない足りない、
もっともっととかき集めようとすると、幸せが逃げていく。
・・・二宮尊徳言葉から
「たらい」に水が満たされている幸せに先ず気付き、
感謝と喜びの心を持つことで人生をより豊かにできると言われています。