営業が嫌いだった。
でも、お客さまは大好きだった。
だから、売る側と買う側、どういう関係性がいいのか?
分からなくなった。
お客さまは神様で本当にいいんだろうか?
それとも自分が殿様になったほうがいいんだろうか?
ずいぶん悩んだ。
世の中の常識と自分の感覚は、ずいぶん違う。
だから、すごく迷った。
自分の感覚のほうを信じるのは、勇気がいる。
それでも自分の感覚を信じて、
「お客さまは大切な友達」だと思って仕事をしていたら、
なぜか、とつぜん、すべてがうまく流れ始めた。
営業も大好きになった。
大好きな人と、わざわざ戦う必要なんてない。
大好きな人を、神様にする必要なんてない。
お客さまは、仕事を通して、一緒に人生を生きている、
人生を共有している、大切な友達なんだ。