米屋のおじちゃんが・・・

komeya今年の4月から、交通安全で彩花の前の
横断歩道に立つようになりました。
どうして「立とう」という気持ちになったかですが、
事務所の前のお米屋さんご夫婦が横断歩道に立って、
子供を見送る姿を見ていて、
なんというか「無の心」に感動したのです。
ある時、挨拶をしない3人の兄妹がいつも通るのでそのことを、
ご夫婦に話すと「色々な家庭があってね・・・それを、挨拶しないと言って
強制してはいけないのですよ、相手の心に自然に挨拶して見守ることが大事」
と言われたのが心に残ってます。
この場所に20年立たれて、ご主人の癌が悪くなり、やめられたので、
その後を継いで立っています。
大腸がんが見つかり余命半年と言われたのに、抗がん剤を打ちながら、
子供たちを見守って送り出してました。
それを喜びとし、エネルギーにもなり5年という延命に繋がったのだと思います。
元気になる姿を期待してたのですが、今月の8日に帰らぬ人となられました。
亡くなったのを後で聞いて、お参りに行ってきました。
仏壇に手を合わせると、元気で黄色の帽子・ジャンパーを着て黄色の旗を持って、
横断歩道を元気に誘導するご主人の姿が蘇ってきて
「後は、おまかせ下さい」と言ってきました。
ご冥福をお祈りいたします
 
 
2015/10/17