毎年、事務所横の花壇に百合の花が咲きます。
今年も咲いてキレイだなと思っていました。
その百合の花が、朝、折られて歩道に落ちていたのを
いつも通学する3人の小学校6年生のひとりの女の子「紅葉(かえで)ちゃん」が
私に「百合の花が折れている」と言ってきました。
見ると、悲しくも奇しくも茎の真ん中あたりから折られて歩道に落ちているのです。
この百合の花を通学しながらいつも見ていたのでしょう。
良く気づいたなと、ビックリしました。
その百合は、折られたばかりで、花も生きいきしていたので
「紅葉ちゃん」に「学校に持って行って、先生にこのことをお話して教室で花瓶にさして可愛がって」と
言って渡しました。
毎日、通学途中にこの百合の花に目が行くことに、小学生ながら花に対する気持ちに
恐れ入りました。
「紅葉」という名前が、心豊かな心を作り、植物に対する気持ちが作られているでは
と、名前からこんなことを想像しました。
朝から心豊かになる出来事があり、交通安全で立っていて嬉しい限りです。
話はこれで終わりではありません、
月曜日にいつもの3人が通学してきました。
紅葉ちゃんが、花瓶に入った百合の花を持っているのです。
どうしてと聞くと「土曜・日曜2日間学校が休みなので、百合が枯れるのでは?」と
家に持って帰っていたとのこと・・・なんと心優しい気遣いでしょう。
こんな気遣いが出来る小学生がいることに改めて日本の未来を感じました。
「紅葉ちゃん」の成長が楽しみ‥‥ありがとう
