野球しかできない、先の人生は?

!cid_467481F4-D716-47EA-89BF-07BBB41479E6日本野球機構(NPB)は、
プロ野球で昨年、戦力外通告を受けた選手、
現役引退した選手、
計130人(平均年齢29.1歳、同在籍年数8.5年)の
進路調査結果を発表した。

NPB12球団や独立リーグ、社会人野球などを含め、
全体の7割にあたる91人が野球界の進路を選んだ。

12球団に残る63人のうち、選手・育成選手として現役を続けるのは31人。
コーチ契約が5人、球団職員・スタッフとして働くのが27人。

国内独立リーグや社会人野球などに入団したのは24人で、
野球解説者に転じたのが4人となっている。
一方、一般企業就職や自営業への転身は17人。

大阪府警の採用試験に合格した元オリックスの庄司龍二さん、
西川拓喜さんのような公務員も含まれる。

残る22人は進路が未定、あるいは不明だった。

野球関係への進路が約7割を占める状況は
2007年の調査開始以来変わっておらず、
NPBの手塚康二セカンドキャリアサポート担当は
「可能性を試すためにももう少し外の世界に出てほしい」と話した。

 毎日新聞掲載文【神保忠弘】より
2015/11/02