「リーダーなら人の可能性に注意すること」
メンバーのやる気を引き出すことは、事業の成果のために必須。
「それは部下に対する上司の役割でしょう」
などと、限定してしまうのではなく、誰が誰に対しても、その姿勢は重要だ。
部下には上司のやる気とパフォーマンスを引き出す役割があるし、
事業パートナーや取引先に対して同様なのだ。
要するに「人の強みに注目し、公正に評価すること」
といえそうだ。
人の得意なことを任せたとき、やる気が湧くし、
結果を出せば、
「自分は皆の役に立っている自分に価値がある」
と自身を持つことができる。
仕事を任せた相手に対して、
「またこの人と仕事がしたい」という気持ちにもなり、
信頼関係が高まっていくのだ。
ただし、仕事の信頼とは、「仲良しこよし」のことではない。
馴れ合いでなく、「公正に評価されていること」
を通して高まっていくもの。
好き嫌いで仕事の与え方や評価・報酬・昇進などを
変えてはダメで、強みで任せ、成果を要求し、
成果に注目して評価を下すという誠実さ、
高潔さが必要だ。
「部下・後輩にもマーティング思考」
マイケティングとは、
相手の目で現場の景色を見ることだが、それは顧客だけでなく、
仕事仲間に対しても心がけたい。
人にはそれぞれ違った能力があるし、
言われたら嬉しい(嫌な)言葉も違う。
相手に対し、「どう伝えたら、この人は、
この仕事に前向きになるだろう」と、
考え、持ちかけ方にもひと工夫することが大切だ。
その考えると、リーダーの「優秀さ」とは、学歴はもちろん、
知識量や処理能力とはまったく異なることがわかってくる。
よく部下と仕事の速さで張り合おうとする人がいるが、
リーダーの使命は人に成果を出させること。必ずしも、
自分が手を動かす必要はない。自分よりも周りをみる。
人の強みと可能性に注目し、
それが発揮できるとうに上司・部下・取引先に働きかける
ことが組織のパフォーマンスを高める。
▪ハスクリーニング 福岡